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  • 執筆者の写真きむら

立礼卓 Ryurei-joku(the set of tea service table and chair)

更新日:2022年12月4日

長年、茶道の稽古に通っている木津宗詮󠄀宗匠の指導のもとで老若男女問わず手軽で使いやすく現代の生活様式にも合う立礼卓の開発を進めてきました。組み立て式で、比較的に安価で、組立てやすく、持ち運ぶ際も軽く、点前においては、畳の炉の点前をそのまま行うことができ、熱源はIHヒーターを使用することで、消し忘れの際も、安全装置があり火災の心配もない。年配者や正座に慣れない海外の方、畳の生活様式に慣れていない若者、そのような方々に、椅子式の喫茶は茶道の世界に触れる機会を気軽に提供することができる。


以下の文は、木津宗匠による紹介文章です。


”長年楽しんできた高齢者の方は、正座ができなくなって茶道をやめるのが大半です。 そこでそうした人にお茶を楽しんでもらえるものを作ろうと、5年以上前から社中の数寄屋大工の木村さんや大畑さんと、いろんな方にリサーチしつつ、試行錯誤してきました。そしてようやく完成しました。

体力のない高齢の方が一人で組み立てられる様に、10キロあまりの軽量で単純なもの。あと何回使えるかわからないとの思いを持たれる方が多いことから、比較的値段が安価で、点前以外の目的でも使うことができる様に工夫を凝らしました。

認知の不安があるとの声があり、I Hヒーターを使いました。電熱器はスイッチを切らない限り供給され続けることから火災となることがあります。I Hヒーターは釜の内部のみが熱くなり外部が熱を持つことがありません。そして着衣や周りへの燃え移りなどの火災、温度調整も簡単、そして長時間放置されても自動的に電源が切れるなどとても安全です。釜に水を入れてI Hヒーターにのせてスイッチを入れれば湯になります。

そして風炉は当然ですが、出炉の構えで点前ができる様に工夫しました。普段はテーブルとして使うことができ、また炉を囲んで鍋物や食事を楽しめます。お土産でお菓子をもらったので親しい友達と気軽にお茶を楽しむこともできます。

正座ができなくなったということで、心ならずもお茶をやめるという現状を少しでも打開したいとの思いから作りました。長年にわたり支えてくれた方達に少しでも報いたいとの思いです。役に立てていただければ本当にありがたいです。”

https://www.bokushinan.com/



素材は、ラワン合板とラワン無垢材。


椅子は、金物により回転するので、道具を持っての退席がし易い



風炉バージョン

横に脇卓。点てた茶を出したり、拝見時にも使用できる。


建水置き場はスライド式。

解体時、炉以外の部品はそれぞれ、折りたたむことができる





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