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  • きむら

平田雅哉棟梁


先月、数寄屋棟梁平田雅哉氏が設計施工された福井県芦原温泉旅館“つるや”に宿泊し内装を見せていただく機会がありました。

京都の数寄屋大工平井家の繊細な数寄屋とも少し異なる、平田雅哉氏独自の数寄屋の世界、繊細さ、優雅さ、ユーモアなど見所がいっぱいでした。

2階の、客室へと向かう階段がいくつもあり、他の客と遭遇しにくい工夫もされていました。

木、竹等伝統的な数寄屋の素材以外にもガラスの格子、鉄製手摺欄間、一つ石をくり抜いたの湯船など伝統から新たな素材へ試みも感じられました。同時代活躍した近代数寄屋の建築家吉田五十八氏とお互い対抗意識を持っていたとか⁉︎

平田雅哉氏の師匠は三代木津聿斎宗詮宗匠の門人の藤原新三郎棟梁で藤原棟梁は三代宗詮宗匠が大宮御所秋泉亭の設計の任を受け工事を行った時、副棟梁をつとめられていたそうです。

親切な仲居さんにいろいろと説明していただきとても良い時間を過ごさせていただきました。

入った瞬間障子が鮮烈印象を与える大観の間

主張し過ぎず鮮やかな意匠、すごいです

程よい自然光が心地よい大廊下の縁側

ガラスの格子。

六歌仙の彫刻人形、一人一人の顔が平田氏にそっくり!?

自ら彫刻、色彩された欄間。

ごまめ!?このしおれ具合、どう見ても本物です(木彫り)


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